ひとりマーケティングのためのデータ分析

手順解説 | Excel(エクセル)でおこなうビジネスデータの分析

How-to

ファンチャート

ファンチャートは,データをある時点を基準にして指数化(index)したものを元表として,ある項目の(ストリクトには 2 時点間の)変動の程度を割合で見たいときに利用される線グラフです。

売上や販売数量など値そのもので変化の大小を見るものでなく,それらを指数化して相対的な変化の大小を見るグラフです。したがって,たとえば金額そのものにおいては,まるで主力商品に埋もれてしまうような非主力のそれであっても,ときに割合においては変動の兆候をとらえることができたりします。そうした兆候をとらえることができたのであれば,それは(早期に在庫を確保するなどして)機会損失を防ぐためにあらたな施策を講ずるといったことの誘因となりえます。データをファンチャートを通して眺めることは,そうした点にこそ強みがあると言っていいかもしれません。

反面で,注意を要する点もありそうです。これについてはストーリーパートの中で触れていますが,その意味では使いどころにちょっとした“コツ”が要るツールなのかもしれません。

以下,エクセルによるファンチャートの作り方です。ここでは一連の手続きをExcel 2016で追っています。Excel 2013,Excel 2010およびExcel 2007についても基本的には同じ流れとなりますが,一部ボタンの配置や名称などが異なる箇所があります(この場合,可能であれば当該箇所に明記します)。

元データ

晴花

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元のデータです。

5月のポイントを個人別の降順に並べ替えた表に,6月のポイント実績を対応させています。最下行の「総計」は全体の変動を確認するためのものです。


元データ・ファンチャート

元表を準備する

晴花

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列見出し「5月指数」「6月指数」を表に加えます。ここではセルD1~E1に入力しています。

[セルD1]5月指数, [セルE1]6月指数

晴花

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5月指数」見出しの直下に式を入力します。

式は= 当月実績 ÷ 先月実績としています。ただ,5月は基準月ですから下のように同じセルで割ることになります。

このとき,後に式をコピーすることを考慮して「先月実績」ののみを絶対参照としておきます(絶対参照:式の「先月実績」のセル番地にカーソルを置いてF4キーを3回押します)。

  • =B2/$B2

[セルD2]=B2/$B2

晴花

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入力した式を表の最下行までコピーします。

この事例では一部で「#DIV/0!」エラーがでますが,本旨への影響はありませんのでここでは無視することとします(参考:当該レコードは5月のポイントの値が0なので,式においては0で割ることになるエラーの発生)。

晴花

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5月指数」のすべての式(ここではセルD2~D26)を「6月指数」列(ここではセルE2~E26)にコピーします。

晴花

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パーセントスタイルを適用します。「5月指数」「6月指数」両列のデータを選択し

パーセントスタイルの適用

晴花

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リボンのホームタブ数値グループにあるパーセントスタイルボタンをクリックします。

また必要により,[小数点以下の表示桁数を増やす|減らす]ボタンで小数点以下桁数を適当なものに調整します。

ここでは小数点以下桁数を0としています。

scrollable

ホーム→パーセントスタイル

「折れ線」グラフを使ってファンチャートを描く

晴花

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ここからはグラフ化の工程です。

ただし,グラフにするには適さないレコード(エラーの出ている行)は除いていきたいと思います。

そこで,下のように領域を選択します。

晴花

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線グラフを挿入します。

この作業では,バージョンの別にボタンの名称が微妙に異なります。具体的な作業の内容は,バージョンの別に下記を参照してください。

2016

挿入タブグラフグループにある折れ線/面グラフの挿入ボタン

2013

挿入タブグラフグループにある折れ線グラフの挿入ボタン

2010

2007

挿入タブグラフグループにある折れ線ボタン

挿入→折れ線

晴花

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2D折れ線グループの マーカー付き折れ線をクリックします。


または任意の判断でマーカーのない種でも。

マーカー付き折れ線

晴花

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この時点でグラフがシートの上に挿入されますが,これは目的のものではないのでそのまま設定を続けます。

リボンのデザインタブデータグループにある行/列の切り替えボタンをクリックします。

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デザイン→行/列の切り替え

晴花

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ファンチャートの完成です。

FINISHED

ファンチャートの完成

  • 本頁で使用したデータはすべて架空のものです。また特定の会社等に実在する人物名,および同場所で実際に観測されたデータ群などを根拠にしたものでもありません。
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LastUpdate

2017.3.21

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