元データ
未集計の取引レコードを単純に並べた表です。レコード数は 218 件(下図は一部)。
このデータをもとに、社員コードの登場回数(ポイント)で ABC 分析表を作ります。
ID の別にポイントを集計する
データ領域の任意のセルをアクティブにし、リボンの 挿入 タブ → テーブル グループの ピボットテーブル をクリックします。
テーブルまたは範囲からのピボットテーブル ダイアログが開きます。テーブル/範囲 に正しいデータ領域が指定されているか確認し、問題なければ OK。
新しいシートが追加され、右端にピボットテーブルのレイアウト用ウィンドウが開きます。
フィールドリストから 社員コード を 行 枠にドラッグ&ドロップします。
同様に、再び 社員コード を今度は 値 枠にドラッグ&ドロップします。
シートに「合計/社員コード」という見出しと数値が現れます。...
値 枠の 合計/社員コード をクリックし、ポップアップから 値フィールドの設定 を選択します。
値フィールドの設定 ダイアログで 個数 を選択し、OK。「社員コードを ID として個数をカウントする」という指示を Excel に与える操作です。
社員コード別に個数がカウントされました。データの集計対象である部員に対して付加したポイントの数です。
Extension — ABCZ 分析:「なかった」ことにも目を向ける
ABC 分析では、ポイントが発生しなかった(=ゼロの)対象はそもそも集計に現れません。しかし「なかった」こと自体を情報として扱う ABCZ 分析 という拡張アプローチがあります。
Z 区分の作り方
別シートに全販売担当部員の ID を列挙します。
次に、VLOOKUP 関数でピボット表からポイントを転記します。元表に該当 ID がない場合は 0 を返します。
- =IFERROR(VLOOKUP(A2, pivot!$A$4:$B$26, 2, FALSE), 0)
値の降順に並べ替える
「個数/社員コード」列のデータが表示されている任意のセルをアクティブにし、リボンの データ タブ → 並べ替えとフィルター グループの 降順 をクリックします。
ポイントの大きい人から順に並べ替えられました。
表の体裁をととのえる
データ範囲(A4〜B27)を選択してコピーします。
別のシートに 1 行余裕を取って貼り付け、見出しを作ります。
「構成比」列を計算します。総計セル(B25)は絶対参照にします。
- C2=B2/$B$25
「累積構成比」列を 2 ステップで計算します。まず先頭セルに構成比をそのまま参照します。
- D2=C2
2 行目以降は「直前の累積構成比 + 当該行の構成比」で計算し、全員分コピーします。
- D3=D2+C3
「構成比」「累積構成比」両列のデータ範囲を選択します。
リボン ホーム タブ → 数値 グループの パーセントスタイル を適用します。
クラス境界の小数点以下桁数を細かく設定しても、基準自体がアバウトな以上あまり意味はない。1 桁か 0 で十分。
ABC 分析表の完成です。クラスの区分け表示は、手描きのオーバーレイを加える方法と、IF 関数を使った「クラス」列を追加する方法が主に使われます。
クラス判定の具体的な方法については、ABC 分析の IF 関数を使ったクラス判定(BDAstyle)も参照ください。またパレート図はこちらへ。