元データ
ある販売担当部員の 2 年間の売上を月別に集計した表です。
値を積み上げる(売上累計)
見出し 売上累計・移動年計 を追加します。前者は直近 12 か月の傾向を、後者はより長期の傾向を把握するための系列です。
直近のデータから 1 年さかのぼった 7 月の「売上累計」列に、左の隣接セル(「売上」列)をそのまま参照する式を入力します。
ある程度慣れているなら =SUM($B$14:B14)
を最下行までコピーする方がスマートです。この場合、次のステップが省けます。
- C14=B14
直下のセルに
直前の売上累計 + 当該月の売上
となる式を入力し、最下行までコピーします。
- C15=C14+B15
移動合計を求める(移動年計)
移動年計は「後方移動合計」——対象月を含む直近 12 か月の合計。月が変わるたびに先頭を 1 か月ずらして再計算する。これが季節性を吸収する仕組み。
7 月の「移動年計」列に、当該月を含む直近 12 か月分の「売上」の合計を SUM 関数で求めます。
合計する範囲は「売上」列の対象部分(後方移動合計)です。
- D14=SUM(B3:B14)
入力した式を最下行までコピーします。
「折れ線」グラフで可視化する
グラフを作ります。「月」列が数字で用意されている場合、そのままだと Excel が月データも Y 軸にプロットすべき系列と判断します。これを避けるため、見出し「月」の文字列を削除して空欄にしておきます。
こうすることでカテゴリ軸として認識されます。表としての見出しが必要な場合はグラフ挿入後に再入力します。
確認のうえ、見出しと直近 12 か月分のデータを選択します。
折れ線グラフを挿入します。挿入 タブ → グラフ グループの 折れ線/面グラフの挿入 をクリックします。
2D 折れ線 グループの マーカー付き折れ線 をクリックします。
マーカーなしの種類でも構いません。
凡例の配置など任意の書式設定を加えて、Z チャートの完成です。
12 か月以外のサイクルへの応用
1 サイクルが 12 か月でない場合も同様の手順で対応できます。たとえばある製品の 18 か月リリースサイクルに着目するなら、「売上」と「売上累計」を直近 18 か月で求め、移動合計は直近 36 か月のデータで計算します。